【IRExRSA戦】プールBの大一番、一次リーグで最も注目の一戦

2023/09/23

プールBの大一番、アイルランド対南アフリカの対戦の日がやってきました。舞台は開幕戦、決勝戦と同じく、スタッド・ド・フランス。KO時間は土曜日(9月23日)の21時。今大会一次リーグで最大の注目の一戦です。

両国とも、プールAでほぼ一位抜け決定のフランスとはやりたくないでしょうから、勝ちにこだわりたいところでしょう。

南アのリザーブ、FWが7人

その中で、大きく報道されている通り、南アフリカは、ライナー以外のリザーブ7人はフォワードという、思い切った布陣を組みました。
黒幕エラスマスの入れ知恵なのか、はたまたニーナバー監督の戦略なのか。ただ競った試合になった時のプレースキッカーが重要になりますが、成功率の低いリボックでいくのか、それとも「何ちゃって」のデクラークでいくのか。なお、マークス欠場の穴は、ンボナンビをチョイス。強面でも、スキルでも引けをとりませんね。

アイルランド、センターのアキに注目を

一方、アイルランドはセクストンをはじめ、主力メンバーがほぼケガ無く出場。敢えて注目選手はセンターのアキを選びたいです。ルーマニアやトンガ相手とはいえ、このところトライ量産。今日50キャップ目を迎えます。
両親はサモア人で、生まれたのはニュージーランド。若い時には銀行のテラーをやりながら、ラグビーをあきらめず、アイルランド代表として大成した苦労人。記念日をトライで飾れるのか。

主審はNZ人のオキーフさん

主審はニュージーランドのベン・オキーフさん。先般のフランス対ウルグアイ戦で、タオフィフナの危険なタックルに対し、甘い反応でファンの批判を浴びました。よくも悪くも、今回のワールドカップは、危険なプレーに対する判定が勝敗の行方を左右するので、大一番でのオキーフさんの一挙手一投足に注目です。

試合としては、前半は慎重なゲーム展開を予想しますが、PG合戦では当然セクストンに分があり、「アイルランド9-3南アフリカ」で折り返し。後半にコルビ、アレンゼの両ウィングがトライを取り、あとは強力フォワードが伝統の強烈なタックルとディフェンスで守り切り、アイルランドをノートライに押さえた南アフリカが辛勝、という展開を予想します。

予想・南アフリカ15-12アイルランド