W杯もついに残るチームが4つ。10月20日、21日の週末は準決勝がパリ郊外のサンドニにあるスタッド・デ・フランスで行われます。
準決勝1試合目となる、アルゼンチン対ニュージーランドの試合を展望してみましょう。
オールブラックスが順当勝ちか
ニュージーランド"オールブラックス"は、門限破りで干されていたテレアのNo8復帰が大きいです。ホワイトロックも先発です。その他、バレット三兄弟やスミス、モウンガのハーフ団。そしてリザーブには、一押し・フッカーのタウケイアホが復帰。不安点といえば、アイルランド戦にあれだけの”完璧な試合”をした「燃え尽き症候群」でしょうが、やはりここまできたらエリス杯を持ち帰りたいと考えるのは当然でしょうし、準決勝についての取りこぼしへの心配は無用でしょう。
アルゼンチンはインパクトプレーヤーがカギに
一方のアルゼンチンは、クベッリを替えた程度でほぼ準々決勝のウェールズ戦と同メンバー。トゥールージャンのファンからするとショコバレスとマリアに期待したいですが、ちょっと疲れ気味だったのが気になります。むしろ準々決勝で大活躍した、リザーブの天才キッカー・サンチェスや、史上最高齢でメンバーとなったフッカー・クレービーをどのようにインパクトプレーヤーとして使うか、がポイントでしょうか。
オーストラリア人のガードナーさんが主審
主審はオーストラリア人のガードナーさん。豪州”ワラビーズ”がグループリーグで敗退したことから、地元新聞にも「審判だけは準決勝入り」と皮肉られていますが、判定はいたって堅実な印象です。南半球のラグビーのジャッジにも慣れていることでしょう。
予想は、40-7でオールブラックスが勝ち
予想としては、さすがに疲れがめだつアルゼンチン相手に、オールブラックスはコンスタントにトライを重ね、前半でゲームを決めます。後半1トライで粘るアルゼンチンに、再びトライ量産で勝負あり。プーマスフアンも静まり返った中、ノーサイドとなるのでは、と予想します。