【準々決勝3戦目 ENG対FIJ戦】直前にフィジー勝利も、今回はイングランド有利か

2023/10/15

準々決勝3試合目は、プールD・1位のイングランドとプールC ・2位のフィジーが10月15日に対戦します(於:マルセイユ)。この試合の予想をまとめてみましょう。

イングランドは日本、アルゼンチンを撃破し、早々に決勝トーナメント進出を決めました。かたや、フィジーはウェールズに惜敗しながら、オーストラリア「ワラビーズ」を堂々と破って、今回大会での最も注目を集める国となっています。

直前の顔合わせではフィジーが勝利

イングランドは本大会前のウォームアップマッチでフィジーに初黒星を喫しました。地元トゥイッケナムで負けたということもあり大きなショックとなりました。
 
イングランドはフィジー戦で、フルバックにケガから完全復調できてないスチュアードの代わりにスミスが復帰。10番にはファレルが入り、フォードはリザーブに回ります。リザーブ(控え)には、「ヘディングおじさん」マーラーに加え、シンクラ―、ケア、ブニポラといった大ベテランも加わり、フォワード、バックス共、層の厚さを感じます。

一方のフィジーは今大会で大活躍のボティア、ラドラドラは健在。先日7歳の息子さんを亡くしたトゥイソバも、父親を亡くしたフッカーのマタビシもスコッドに名を連ねています。

イングランドがやはり優勢か

主審はフランス人のレイナルさん。感情を出さず飄々とした審判スタイルには賛否両論あるのですが、決然と判定するところは、どちらかというとアングロサクソン系に有利なジャッジをしがちの他の審判よりは、フィジーには有利でしょうか。しかしながら、フィジーはグループリーグの最終戦でポルトガルに負ける波乱もあり、相当疲労がたまって準々決勝に進出しているはずです。

予想としては、フィジーのディフェンスの甘くなったところをイングランドが着々と点数を重ね、前半で勝敗を決めそうに思います。後半、フィジーが意地で2つか3つのトライを獲得しても、イングランドはファレルやフォードのPGで点を重ね、安全圏に試合は推移するのではと見ます。

試合の結果予想=イングランド40-21フィジー