準々決勝ながら、決勝かと思うような大一番。プールA・1位のフランスとプールB・2位の南アフリカが10月15日に対戦します(於:スタッド・デ・フランス=パリ・サンドニ)。この試合の予想をまとめてみましょう。
悲願の優勝を目指すフランスは、開幕戦でニュージーランドを破ったのち、対ウルグアイ戦で予想外に苦しんだりしましたが、ナミビア、イタリアとは大差で破り、堂々と一位通過を果たしました。一方の南ア「スプリングボックス」はアイルランドとのタイトな試合に敗れながらも、前回優勝国ならではの貫禄を見せ、ルーマニア、トンガとの戦いでは完勝しました。どちらも絶好調に見えます。
フランスは負傷のデュポンが復帰
フランスは、ナミビア戦で負傷したデュポンが復帰。それ以外は現在のベストメンバーで臨みます。注目はリザーブ(控え)に、噂されていたジャミネを外し、第三列でもバックスでも起用できるマカルーを入れたことです。つまり「フォワード:バックス=5.5:2.5」で揃えたことになります。一方、復活が期待されたフッカーのマルシャンは欠場が決定。先発はモウバカ、リザーブにはブルガリが起用となりました。
南アはキッカーが不安材料
一方の南ア「スプリングボックス」も大体予想通りのメンバー。復活したポラードはリザーブからスタート。ライナーとリボックのハーフ団が先発します。相変わらずキッカーを誰にするかという問題が残っているように見えます。マークスの穴はンボナンビでカバーできていますし、スナイマン、スミスといった「リーグワン」軍団もリザーブで待機しており、万全のメンバーではないでしょうか。
夜の試合で気温が下がる
主審は日本でもおなじみ、ベン・オキーフさん。日曜日のナイトゲーム。気温が下がることも予想されるので、緊張感の溢れる中、両軍のPG合戦で試合は進むでしょう。
後半、デクラーク、ポラード、ルルーといった前回優勝組がフランスの唯一の穴といえる、ライン際のディフェンスを破り、コルビがトライ、その得点を守り切って、スプリングボックスの辛勝を予想します。