W杯もいよいよ3位決定戦、そして決勝を残すのみとなりました。パリ郊外のサンドニにあるスタッド・デ・フランスで10月27日に行われる3位決定戦・イングランドとアルゼンチンの試合を占ってみましょう。
メンバーは8人が交代のイングランド
イングランドは、善戦した準決勝のメンバーから8人が交代。スミスがフルバックに復帰、準決勝でスプリングボックスの「ハイパント・シャワー」に耐え抜いたスチュワードがウィングという布陣。「暴言を吐かれた」という「疑惑の申告」で話題のカリーは50キャップで先発です。代表引退するヤングスとトゥイラギはメンバ―入り、一方同じく引退組のローズはメンバー外と、外野からは色々物議を醸しそうな選出です。
アルゼンチンはキック多用か
一方のアルゼンチンは、スクラムハーフにクベリが復活。また怪我をしたショコバレスの代わりに、ルビオーロがセンター。チェイカHCが考えそうな作戦としては、ハイパントを中心にキック戦法で攻めてくると予想します。
主審は豪州人のニックベリーさん
主審はニックベリーさん。今大会では日本対チリでも吹いていましたね。オキーフさんに続いての若手抜擢となります。かつてはラガーマンとして、オーストラリアのレッズやラシンメトロでもプレーをしていた人ですが、脳震盪を起こし現役引退したという経歴の持ち主です。
予想は30-22でイングランド勝利
順当にいけば、今回もイングランドが勝利しそうですが、アルゼンチンにとっては失うものがない3位決定戦だけに、「トライ合戦」になる予想が大きそう。五郎丸氏は、先の準決勝のイングランドを「退屈なラグビー」と評してましたが、3決では「羊が一匹もでない」スリリングなラグビーを見せてほしいものですね。