決勝トーナメントがいよいよ始まります。日本代表は残念ながら一次リーグでの敗退となり、国内での盛り上がりは沈静化しつつありますが、ワールドカップはこれからが本番。残りの3週間が最大の見せ場となります。
準々決勝第1戦、ウェールズ対アルゼンチン(於:マルセイユ)の予想をまとめてみましょう。
両者の「甲乙」はつけがたい
ここ数年スランプ続きの中、フィジーやジョージアに苦戦しながらも、いつの間にか首位で決勝トーナメントに進出してきたウェールズ、「14人」のイングランドに負けながらも日本との激戦を制して決勝に残ってきたアルゼンチンとの対戦。勝敗を予想するのは難しいです。
ベストメンバーで臨むウェールズ
ウェールズは現在のベストメンバーで臨みます。ノース、アダムズ、ウィリアムズのおじさんバックスが勢ぞろい。でも結構、フランカー・モーガンのキャプテンシーには注目しています。
ベテランにも歯に衣着せぬ指示を出している姿は、往年のウォーバートンを彷彿させます。その中で、ケガでジョージア戦欠場していたビガーの復帰は大きいと思います。
日本戦での激戦の疲れが気になるアルゼンチン
アルゼンチンは怪我のマテーラに代わって、パオロが入った程度で、ほぼメンバーは変わらず。Toulousainのショコバレス、マリア、そして日本でおなじみのカレラス、ボフィリはメンバーに顔をそろえています。日本戦での激戦の疲れからどのくらい回復しているのか。38歳のクリービー、キックの精密機械・サンチェスもメンバーに入っているのは、頼もしい。
主審は”迷審判”のペイパーさん
主審は迷審判、いえ名審判のペイパーさん。コンタクトレンズの精度をチェックして、臨んで欲しいところです。
予想としては、アルゼンチンは日本戦のようにバックスが怒涛の攻めを見せて前半1トライを入れますが、ウェールズの固い守りに攻めあぐね、そのうちビガーのPGが成功し拮抗した試合になります。ウェールズが最後の10分で2トライを決め、突き放すという展開でしょうか。もっとも、ウェールズはワールドカップに入ってから、ずっとこのように勝っていますね。なおチケットは、日本のサポーターがリセールに出したのか、残っているようです。もし、まだフランスに残っている方がいれば、チケットを得るチャンスかもしれません。