ウォームアップマッチ最終戦でフィジーがイングランドを破るという大波乱がありました。その結果、プールCの5チームのうち、なんとフィジーが世界ランキングで最上位という状況になっています。そのため、俄然プールCの順位予想が難しくなっています。
1. 🇦🇺 オーストラリア 4勝0敗 18ポイント
ウォームアップマッチ最終戦ではフランスに完敗。確かに勝利という結果は出ていませんが、「ワラビーズ」はヘッドコーチが元日本、前イングランドのHCを務めたエディ・ジョーンズ氏の就任以来、チームの流れが変わったと思います。
選手層の若返り、ディシプリンの見直し、接点でのディフェンスの強化等々。フーパーやクーパ―を外した荒療治が、意外に効果が出てくるのではないでしょうか。しかもプールの組み合わせに恵まれています。問題なく一位通過となることでしょう。
2. 🏴 ウェールズ 2勝2敗 12ポイント
3. 🇫🇯 フィジ― 2勝2敗 11ポイント
4. 🇬🇪 ジョージア 2勝2敗 11ポイント
2位から4位までの順位がまるで見当がつきません。
これら3チームはいずれもワラビーズ(オーストラリア)に負けることは確定的ですが、これまでの相性から考えると、フィジーはウェールズに勝ち、ジョージアはフィジーに勝ちます。一方、ウェールズはジョージアには勝てて、かつジョージアからボーナスポイントを奪います。その結果、勝ち点差で決勝進出というのが、思い切った予想です。
ウェールズ
ここ数年で最もランキングを下げた国です。アラン・ウィン・ジョーンズの代表引退、監督の交代、クラブの財政危機等、ラグビーを国技とする盟主が苦しんでいます。そうはいっても、ファラタウ、ビガー、リアム・ウィリアムズ、ハーフペニー、ノースといったワールドカップ出場が3〜4回目という経験豊富なプレーヤーが健在。ウェールズらしからぬ、老獪なラグビーで決勝に到達するのではないかと思います。
フィジー
一方、今年夏以降のフィジーの充実ぶりは目を見張るものがあります。秩父宮での日本戦の圧勝から、敵地イングランド撃破まで。これまでのフィジアン=マジックに加えて、キック力、スクラムやモールのコントロール力、ディシプリンの良さがアイランダー3国では際立った印象です。
とはいえ、やはりラグビーはティア1と呼ばれる伝統国の力は無視できません。フィジーのピークは夏に終わった、ということも。前回大会では、予想外にフィジーは格下のウルグアイに負けるという「釜石の惨劇」がありました。その再来で意外にジョージアにポコッと負けることもありえるのではないでしょうか。
ジョージア
ゴルゴゼの大活躍以降、フランス国内リーグTOP14 を中心に選手を輩出。従来は体格の良さからフォワードで重宝されていましたが、近年はフライハーフに任じられるジョージア人プレーヤーも出てきました。
5. 🇵🇹ポルトガル 0勝4敗 1ポイント
ポルトガルは出場全チームの中でもランキング的に下から1.2番目のチームです。残念ながら本大会での勝利は難しそうです。
マダムとムッシュのプールC 順位予想はこちら!
①オーストラリア ②ウェールズ ③フィジー ④ジョージア ⑤ポルトガル