フランス語で学ぶラグビー用語 – バックス編

2023/08/30

ラグビー用語をフランス語にて覚えてみましょう。今回はポジション「バックス」編です。こちらはちょっと聞きなれない言葉も出てきます。前記事「フランス語で学ぶラグビー用語 - フォワード編」同様、フランスの「往年の選手」の名前とともにご紹介します。

Scrum Half = Demi de mêlée(デミ・ド・メレ)

Mêléeはスクラムを意味しますので、まさに直訳。このポジションは名選手揃いで、現フランス代表監督ガルティエをはじめ、ミシャラック、ヤシヴィリ、パラ、そして現在のデュポンに至るまで、フランスではスクラムハーフが「マエストロ」と呼ばれます。

Fly Half = Demi d’Ouverture (デミ・ドゥベルチュール)

「オープンサイド」にいる「ハーフ」ということ。欧州ラグビーであれば、ドロップゴールに期待したいですね。カスティニヤード、トランデュック、ロペス。現在の大スター・プノーのお父様も忘れられません。

Center = Centre(サントル)

直訳。フランスのこのポジションには、アジャンのセラ、ペルピニャンのマルティ、トウールーズのジョジオン、クレルモンのルジェリ等々、長年クラブ一筋に支えてきた名士が並んでいます。

Winger = Ailier(エリェ)

「翼」を意味します。このポジションには、シックスネーションズ史上最高のトライを挙げたと称されたサンタンドレ、オールブラックスを倒す勝ち越しトライを挙げた故ドミニシ、フランスラグビー界最高のイケメン・クレール等々が印象的です。

Fullback = Arrière(アリエール)

「うしろ」を意味します。このポジションで印象的なのは、ビアリッツで長くプレーしたブランコ、ブルスク、そしてトライユといったところですか。いずれも長身で、飄々とランですり抜けていくプレーが記憶に残ります。

ついでに・・・

チームは「L’équipe(レキップ)」
プレイヤーは「Les joueurs(レ・ジュワー)」
レフェリーは「L’arbitre (ラルビトール)」
主将は「Le(La)capitaine(ル(ラ)カピタン)」
ポジションは会場アナウンスでもよく放送されますから、覚えておくと便利かもしれませんね。