【WALxAUS戦展望】エディさんの「クビ」がかかる?

2023/09/25

混戦となったプールCの大一番、ウェールズ対オーストラリア「ワラビーズ」の一戦が9月24日、リヨンで開かれます。

フィジーに負けて後がない豪州

フィジーに負けて後がなくなった、オーストラリア。スケルトン主将は今回も負傷でメンバー外というのが本当に痛い。一方、フルバックのドナルドソンをスタンド・オフに上げました。バックスにはケレビ、コロイベテ、ナワカニタワセといったメンバーが揃っているので、活かしたいということでしょうか。その中でヴニバルをリザーブとしているのは、個人的には残念です。
エディさんも「クビ」がかかってますから、思い切った布陣にしたかったんでしょうが、メンバーも厚みがないんでしょうね。

ウェールズがやはり有利か

一方、ウェールズは、いつの間にか2試合で10ポイントも取っています。次戦はジョージア戦ですから、ボーナスポイント付の勝利は確実とみます。となると、豪州戦で負けても1ポイント取れば決勝トーナメント進出です。こうしたことはビガーをはじめとする歴戦のべテランが先刻承知済でしょうから、試合展開に応じて、冷静に点数を重ねてくることでしょう。
ここ数回のワールドカップ、ウェールズは「なんっちゃってベスト8」になっていますが、熱いプレーを求めるファンからは必ずしも支持されてはいないようですね。

主審はイングランド人のバーンズさん

主審は、おなじみイングランドのウェーン・バーンズさん。すっかり大ベテランとなりましたが、今の審判団の中では重鎮。今回が最後のワールドカップになりそうです。
前回「マシュー・カーリーさんに助けられた」と揶揄されたウェールズにとっても、公平なレフリングになるでしょうから、その意味では最適な主審かも。

PG重ねるウェールズが優勢か?

試合としては、オーストラリアが前半から果敢に攻めまくるでしょうが、ペナルティを重ねます。老獪なウェールズがPGを重ね、最後はトライで得点を取り、ベスト8を勝ち取るということでしょうか。一方、決勝トーナメント進出を逃すオーストラリアは早速「エディさん進退問題」につながっていくのでは。

予想・ウェールズ20-17オーストラリア